AEON CARDから「【イオンカード】お客様のカードご利用明細の内容をお知らせいたします」というメールが届いた方は、フィッシング詐欺メールの可能性があります!
イオンカードと言えば「イオングループ」が発行する人気のカードで、使っている方もかなり多いと思います。
このの記事ではイオンカードを装った迷惑メールの怪しいポイントを紹介していますので、疑わしいメールを受信してしまったと言う方は是非こちらをご確認ください。
「【イオンカード】お客様のカードご利用明細の内容をお知らせいたします」の怪しい点はココ!!
<怪しいポイント>
・差出人名や差出人アドレスが不審
・迷惑メール内のリンクの URLがあやしい
では3つの怪しい点を一つずつ詳しく見ていきます。
怪しいポイント① 迷惑メールには宛名がない
フィッシング詐欺を狙った迷惑メールには、ほとんどの迷惑メールで宛名が書いてありません。
例えば「お客様」とか「ご本人様」になってる事がほとんどです。
ちょっと冷静になりましょう。普段から利用している会社から送られてくるメールなのにあなたの個人名が書いてないなんてことはあり得ませんよね。
だって、そのメールの差出人が本物なら「あなた宛に」に大事なメッセージ(メール)を送って来るわけですから、あなたの名前やもしくはハンドルネームなど個人を特定した名前が書いてないはずがありません。
ですので、通常では来ないような疑わしいメールが来た場合には、まずは「宛名」をチェックする様にしましょう。「お客様」などの場合は詐欺メールの可能性が極めて高いです。
上部の画像の様に、迷惑メールには宛名が無い(赤枠箇所)ことがお分かりいただけます。
冒頭でいきなり「【AEON CARDカード会員サービス】利用いただき、ありがとうございます。」とありますが、ここも何やらおかしいですよね。
普段からご利用いただいてる方に向けてメールを送るのであれば「平素はイオンカードをご利用いただき、誠にありがとうございます。」といった丁寧な書き出しになるかと思いますが、迷惑メールにはあえて目立つように【AEON CARD】から文章が始まっていて不自然です。
あと、文章の末尾で「~お客様に連絡を取ることができませんでした.ご連絡させていただきました。」とありますが、これもちょっと日本語がおかしいですよね、不自然です。
この様に宛名や文面にも不自然な点があります。
それでは次の怪しい点をご紹介していきます!!
怪しいポイント② 差出人名や差出人アドレスが不審
2つ目の怪しいポイントは、「差出人名や差出人アドレスが不審!」な点です。
特にほとんどの迷惑メールは差出人のメールアドレスが疑わしいという事がポイントとして挙げられます!
今回の場合、AEON CARDを装っておりますが、差出人名は「自動配達です」となっており、差出人アドレスが「m2ga@newss0.d3r2y56u.com」となっています。
フィッシング詐欺を狙った迷惑メールに多いのですが、差出人アドレスのドメイン(@の右側の部分)がよく分からない企業名であったり、意味不明な文字の羅列の様なドメインになっています。
今回のドメインも正規のドメインでない事がすぐに分かります。
ちなみにイオンカードからのメールアドレスのドメインは「https://www.aeon.co.jp/」になります。
また、イオンカードの公式サイトで、「当社からお送りするメールでお客さまのクレジットカード番号、カード有効期限、カード裏面に記載のセキュリティコード、カード暗証番号、SMSの認証コードなどの個人情報の入力をお願いすることは一切ございません。
クレジットカード番号などを絶対に入力しないようお願いします。」と、注意喚起がなされております。なので個人情報の入力を求められた場合は、まずフィッシング詐欺だと思って間違いなさそうです。
怪しいポイント③ 迷惑メール内のリンクのURLがおかしい
3つ目の怪しい点が、「迷惑メール内のリンク先URLがおかしい!」 です。
後ほどご紹介する以下のメール本文をご覧ください。
いかがでしょうか?
このように多くの迷惑メールはフィッシング詐欺目的なので、偽サイトに誘導して、個人情報を入手しようとしています。
だから、一見正規のURLに見せかけて、偽のサイトに誘導させようとするパターンがほとんどなのです。
普段来ないようなイレギュラーな内容のメールが届く時は、緊急性を持たせてすぐに対応させようとしますが、慌ててすぐに本文の内容に従うのではなく、まずは一旦落ち着いて、リンク先URLをじっくり見る様にしましょう!
そうすればすぐに詐欺メールだと気付きますし、何より正規のメールはそこまでせかす事はほぼありません。
もし何かの理由で本当に緊急事態であるなら、まずは公式サイトに問い合わせて見ましょう。
迷惑メールの対処はこうしよう!
不審なメール・SMSを受信した場合
イオンカードの公式ホームページでは、「下記枠内のご対応をいただきましたら、お客さまでの対応は完了となります。」と言っています。
下記枠内の対応とは、
・不審なメール・SMSを開封した場合でも、文中に記載されたリンクをクリックせず、速やかに削除してください。
・誤ってリンクをクリックした場合でも、お客さま情報の入力はしないようにしてください。
の3点です。間違っても個人情報の入力はしてはいけません。
万が一詐欺メールに個人情報を入力してしまった場合は!
「リンクをクリックし、お客さま情報を入力してしまった場合はクレジットカードの停止・再発行等を承りますので以下よりお手続きください。」とイオンカードの公式サイトに書かれています。
こちらからイオンカードの利用停止や再発行の手続きを至急行ってください。
その他にも各携帯会社の方で事前に迷惑メールを受け取らない設定にする事も可能なので、ご参考にしみてください。
ドメインの指定受信・指定拒否
「***@docomo.ne.jp」や「****@abc.com」などのメールアドレスの「@」から後ろの部分を「ドメイン」と呼びます。
このドメインを指定して、そのドメインからのメールを受信できるようにする設定があります。
逆に、ドメインを指定して、そのドメインからのメールを受信できないようにする設定もあります。
疑わしいメールを受け取った場合、そのドメインをブロックして二度と受け取らないように設定しましょう。
URL付きメール受信拒否
URLを含んだメールを受け取らないように設定することができます。
迷惑メールはフィッシング詐欺であることが多いことから必ず偽のURLが入っております。
事前にURL付きメールを拒否するという事もでき、効果的と言えます。
各社携帯会社の迷惑メールフィルター設定
代表的な携帯会社の迷惑メールに対する設定内容はこちらです。
docomo
au
softbank
今回の「イオンカード」を装ったフィッシング詐欺メール
イオンカードを装ったフィッシング詐欺目的の実際の迷惑メールがコチラです。
同じメールが届いたという方もいらっしゃるかと思いますので、あやしいポイントを踏まえてご確認ください。
本文:
【AEON CARDカード会員サービス】利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、サービスのご利用を一部制限させていただき、お客様のアカウントのに登録された電話番号にご連絡いたしましたが、お客様に連絡を取ることができませんでした.ご連絡させていただきました。
ご回答をいただけない場合、サービスのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。
ご利用確認はこちら
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。
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まとめ
今回はイオンカードを装ったフィッシング詐欺目的の迷惑メールを実際の迷惑メールを基に怪しいポイントをご紹介いたしました。
迷惑メールの怪しいポイントについて改めて以下にまとめております。
・差出人のアドレスがおかしい
・リンク先URLがおかしい
今回ご紹介したように、少しでも怪しいと感じる詐欺メールが届いたら、むやみにクリックしない事も重要ですが、対処法で紹介しました「受け取らない設定」を事前にしておくことも効果的です。
詐欺メールを受け取った際にもこちらの記事をご参考にされて、慌てず落ち着いて対処できるように心掛けましょう。
まずは、冷静に!この情報が少しでもあなたのお役に立てましたら幸いです。